후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
七
七
この製菓会社も、明治時代から京浜間の工場地帯に洋風製菓の工場をもち、大量製産と広範囲の販路を開拓し、製菓界に重きを成していたもので、社長の永瀬は五十に近い人柄の紳士だったが、悪辣な株屋のE―某とか、関東牛肉屋のK―某ほどではなくても、到る処のこの世界に顔が利き、夫人が永らく肺患で、茅ヶ崎の別荘にぶらぶらしているせいもあろうが、文字通り八方に妾宅をおき、商売をもたせて自活の道をあけてやっていた。それも彼の放蕩癖や打算のためとばかりは言えず、枕籍の度が重なるにつれて、つい絆されやすい人情も出て来て、いつか持株の数が殖えて行くのであった。景気の好い時、株屋の某はそれからそれへと棄てがたい女が出来、そっちこっちに家をもたせておいたが、転落して裏長屋に逼塞する身になっても、思い切って清算することができず、身の皮を剥ぎ酷工面しても、月々のものは自身で軒別配って歩き、人を嬉しがらせていたという、芝居じみた人情も、そのころにはあり得たのであった。
永瀬の場合は、そうばかりとも言えず、ずっと後に近代的な享楽の世界が関西の資本によって、大規模の展開を見せ、銀座がネオンとジャズで湧き返るような熱鬧と躁狂の巷と化した時分には、彼の手も次第にカフエにまで延び、目星しい女給で、その爪牙にかかったものも少なくなかったが、学生時代