후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
――と小夜子はそういうふうに話していたが、まるきり縁が切れてしまったものとも思えなかった。
小夜子は今夜のように酔っていたこともなかったが、庸三も少し酔っていたので、何かの弾みで一緒に自動車に載せて家へつれて来た。小夜子が新らしい庸三の部屋へ入るのは、今夜に限ったことでもなかったが、葉子の留守宅の二階からすぐ見下ろされるような門を二人で入った時には、庸三も自身の気紛れな行為に疑いが生じた。かつての庸三夫婦もお互いに牽制され合っているにすぎなかったとは言え、口を利かないものの力も、まるきり無いわけには行かなかった。
小夜子を奥へ通すと、ちょうど遊びに来ていた青年作家の一人と一緒に、長男の庸太郎も出て来て、面白そうに酔った小夜子を見ていた。小夜子は握り拳で紫檀の卓を叩きながら、廻らない舌で何か熱を吹いていた。
「私は三十三なんだ。」
と、それだけが庸三の耳にはっきり聴き取れるだけで、何をきいても他哩がなかった。
間もなく彼女はふらふらと立ちあがった。
「お前ちょっと送ってくれないか。」
庸三は子供に吩咐けたが、送って応接室まで出て行くと、小夜子はふと立ち停まって、誰という意識もなしに、発作的に庸三の口へ口を寄せて来た。