후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
やがてK――青年は、下宿に留守居をしている葉子の小間使のお八重を、庸三の部屋へつれて来た。去年の夏、子供たちについて、葉子の郷里から上京して来たお八重は顔容もよく調って、ふくよかな肉体もほどよく均齊の取れた、まだ十八の素朴な娘だったので、庸三のところへ来る若い人たちのあいだに時々噂に上るのであったが、今庸三の前へつれられて来ると、ひどく困惑して、どこか腹の据わったようなふうで、顔を紅くして居ずまっていた。
「葉子さんどこへ行ったの? 八重ちゃん知ってるんだろう。」
K――青年は気軽に訊いてみた。そして二三度詰じってみても彼女は迷惑そうに笑っているだけで、何とも答えなかった。そしてその態度で見ると、庸三の部屋で感ずることのできないような、下宿の部屋でのいろいろの事件を、あまりに知りすぎているので、そんな質問を発する庸三たちの方が、よほど可笑しいとでも思っているらしかった。葉子のところへ来る電話、葉子の方からかける電話――葉子が何をしているかは実際年の行かないお八重にも解るはずもなかったが、ほかに何か異性の友達があるくらいのことは解っていた。葉子は事によると、その異性との秘密を、傍にいるお八重にも打ち明けているのかもしれないのであった。