후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
庸三は前から気管が悪いので、五六年海岸で暮らすようにと、前からドクトルに言われていたものだが、ドクトルも胸部を叮嚀に診ていた。
「やっぱり神経衰弱ですね。薬をあげますから、よく眠るんですな。」
紅茶を呑みながら少し話して、ドクトルが帰ってから、庸三はうとうと眠りに誘われた。悪夢にうなされているような日常は、ふつふついやだと思いながら、いつかまた彼女の夢を見ていたことに気がついた。
翌日になると、寝飽きた彼はもう床についてもいられなかった。彼は心の落着きを求めようと思って、乱雑に床の間に積み重なっている書物を引っくらかえしてストリンドベルグの小説を抜き出して来て開いてみた。彼は何か文学的な渇きをおぼえていたが、創作力の貧困にも気づいていたので、独りで書斎にいると、自分を支えきれないように寂しさに打たれた。世間ではモダアンな新興芸術が、花やかな行進曲を奏している一方、マルキシズムの研究が流行しはじめ、プロレタリアの文学が到るところに気勢を挙げていて、何かあわただしい潮が渦をまいていた。
しばらく庸三は小夜子と、小夜子の仲好しの友達なぞと遊ぶ幾日かの昼や夜をもつことができた。