후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
一緒に外へ出て支那料理を食べたり、昔し錦町に下宿していた時分、神保町にいた画家で俳人である峰岸と一緒に、よく行ったことのある色物の寄席へ入ってみたりした。昔しは油紙に火のついたように、べらべら喋る円蔵がかかっていて「八笑人」や「花見の仇討や、三馬の「浮世床」などを聴いたものだったが、今来てみると、それほどの噺家もいなかったし、雰囲気もがらりと変わっていた。あれからどのくらいの年月がたったか。日本にも大きな戦争があり、世の中のすべてがあわただしく変化したが、世界にも未曾有の惨劇があり、欧洲文化に大混乱を来たした。思想界にも文学界にもいろいろのイデオロギイやイズムの目覚ましい興隆と絶えざる変遷があったが、その波に漾いながら独身時代の庸三の青壮年期も、別にぱっとしたこともなくて終りを告げ、二十五年の結婚生活にも大詰が来て、黄昏の色が早くも身辺に迫って来た。彼は何か踊りたいような気持に駆られ、隅の方で拙い踊りを踊りはじめたのだったが、もとより足取りは狂いがちであった。独りで踊りを持て扱い引込みもつかなくて、さんざんに痴態を演じているうちにも、心は次第に白けて来たが、転身の契機もそうやすやすとは来ないのであった。