후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
二十四
」
葉子もむっくり床から起きだした。そしてぶつぶつ言いながら洋服を着ると、今度は子供部屋から瑠美子を引っ張って来た。
「こんな大晦日の夜なかに人を表へ追ん出すなんて、それで大家もないもんだ。」
泣き声で喋りながら、瑠美子に洋服を着せると、そのまま出て行った。玄関の硝子格子をしめる音につづいて、門をしめる音が、明け方ちかい彼の書斎にまで響いた。
二十四
正月になってから、別れた後をいくらか潔くしておきたい気持で、かなり纏まった金を舞踊の師匠を介して、今度は全く自発的に葉子に贈ることにした。それと云うのも、葉子と瑠美子の身のうえについて、師匠とその若い愛人の清川とが、何かと面倒を見てくれそうな形勢があり、葉子も一人には人生的に一人には文学的に頭脳のあがらないところがあり、そこに一つの雰囲気の醸されているのを看て取ったからで、そうなると葉子親子の存在も、彼らグルウプの新らしい時代の社交範囲のなかに華々しく復活するわけで、一人取り残された庸三の姿が、どんなに見すぼらしいものであるかは、彼には想像できないことでもなかった。もちろん今度に限らず、庸三の嫉妬には、いつもそうした心理の裏附けがあり、葉子を文壇的に生かすために、軽率にも最初から正面を切ってしまった庸三の、それが世間的見えでもありはかない自尊心でもあった。