일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅくず

現代日本文学館8 徳田秋声

徳田 秋声

徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면

아오조라 문고

いけない。」

もちろん庸三も客観的な立場を守りたいに違いなかったが、作品が取れば取れるものであることも解っていた。

庸三は応募作品を一つ一つ熱心に読みはじめたが、題材と舞台に関する限り、今までの文壇人には手のとどかないものもあったりして、彼も興味を唆られた。惨めな礦夫の生活をかいたもの、北海道の終身刑囚の脱獄、金龍館で、一時あれほど盛っていた歌劇団の没落と俳優たちや周囲の不良群の運命、等々――そのなかでも、離散した歌劇団の歌手たちに絡んだ、頽廃的な浅草の雰囲気を濃い絵具で塗り立てた作品の、呼吸の荒々しさと脈搏の強さには、庸三もすっかり参ってしまった。

「なかなかいいのがある。」

庸三は二三の作品を懐ろにして、葉子の部屋に現われた。

「そう――どれ私にも読ませて。」

葉子はそう言って、乱暴に書きなぐったその作品を読みはじめた。

「作品はいいんだが、新聞の読みものとしては、柄が少し悪いし、楽屋落ちも多いから、一般の読者には不向きかも知れない。それに後半がだれてる。」

「そう――。」

しかし庸三が採点に苦心した結果、依怙贔屓でない程度で、「地上の虹」と題した彼女の作品が、どうにか二等くらいに当選すべき運命にまで漕ぎつけた時になって、栗原夫人の名をつかったことが暴露した結果、それも到頭闇へ葬られてしまった。