일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅくず

現代日本文学館8 徳田秋声

徳田 秋声

徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면

아오조라 문고

十一

やがて松の家の芸者が立てつづけに土地での玉数のトップを切り、派手好きの松島は、菰冠りを見番へ担ぎ込ませるという景気であった。

松島は夏になると、家では多勢の抱えの取締りをお篠お婆さんと小菊に委せて伊香保へ避暑に出かけることにしていた。小菊母子姉妹も交替で行くこともあり、春日町のマダムも出かけた。毎年旅館は決まっていて、六月の半ば過ぎになると、早くも幾梱かの荷物が出入りの若衆の手で荷造りされ、漬物桶を担ぎ出さないばかりの用意周到さで同勢上野へ繰り出すのであった。松島はすらりとした痩せ形で、上等の上布絣に錦紗の兵児帯をしめ、本パナマの深い帽子で禿を隠し、白足袋に雪踏穿きという打で、小菊や品子を堅気らしく作らせ、物聴山とか水沢の観音とか、または駕籠で榛名湖まで乗し、榛名山へも登ったりした。部屋は離れの一棟を借り、どんなブルジョウアかと思うような贅沢ぶりであった。

十一

その時代にもこんな古風な女もあった――。

小菊は九月の半ば過ぎに、松島から、もう引き揚げるのに足を出すといけないから、金を少し送れという電話がかかったので、三四日遊んで一緒に帰るつもりで、自分で持って行ったのだったが、どうしたのか午後に上野を立った彼女は、明くる日の昼ごろにもう帰って来ていた。