후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
十八
十九
女教員は菫色の袴をはっきりと廊下に見せて、一二、一二をやりながら、そこまで来て解散した。校庭には九連草の赤いのが日に照らされて咲いていた。紫陽花の花もあった。
十八
暑中休暇はいたずらに過ぎた。自己の才能に対する新しい試みもみごとに失敗した。思いは燃えても筆はこれに伴わなかった。五日ののちにはかれは断念して筆を捨てた。
寺にいてもおもしろくない。行田に帰っても、狭い家は暑く不愉快である。それに、美穂子が帰っているだけそれだけ、そこにいるのが苦痛であった。かれは一人で赤城から妙義に遊んだ。
旅から帰って来たのは八月の末であった。その時、美穂子は、すでに浦和の寄宿舎に帰っていた。行田から羽生、羽生から弥勒という平凡な生活はまた始まった。
十九
学校には新しいオルガンが一台購ってあった。初めての日はちょうど日曜日で、校長も大島さんも来なかった。その夜は宿直室にさびしく寝た。盂蘭盆を過ぎたあとの夜は美しく晴れて、天の川があきらかに空に横たわっている。垣にはスイッチョが鳴いて、村の子供らのそれをさがす提灯がそこにもここにも見える。日中は暑いが、夜は露が草の葉に置いて、人の話声がどこからともなく聞こえた。