후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
□夕方西に紅の細き雲棚引き、上るほど、うす紫より終に淡墨に、下に秩父の山黒々とうつくしけれど、そは光あり力あるそれにはあらで、冬の雲は寒く寂しき、例へんに恋にやぶれ、世に捨てられて終に冷えたるある者の心のごときか。
三日。
昼より風出でて梢鳴ることしきりなり、冬の野は寒きかな、荒む嵐のすさまじきかな。人の世を寒しと見て野に立てば、さてはいづれに行かん。夕べの迷ひにまたも神に「救へ」と呼ばんの願ひなきにあらず。
四日。
夕方、沢田来る。加藤われらを勧めて北川にかるた取りに行く。かれやなんらの友情も知らぬもの、友を売りてわが利を得んとするものか。また例の「君の望むことにてわが力にてでき得べき限りにおいて言へ」を言ふ。われ曰く「なし」と。この言はたして、かれの心よりの言葉か。
五日。
たま/\学友会の大会に招かれて行く。すなはち立ちて、「集会において時間の約を守るべきこと」につきて述ぶ。かくのごとき会合において演壇に立ちしは初めてなれば心少しくためらひなきにあらざりしが、思ひしより冷静をもってをはりたり。余興として小燕林の講談あり。
六日。
加藤と雪子と鈴木君の妹の君とかるた取る。