후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
母親もこのごろ清三のきわだってやさしくなったのを喜んだが、しかしまた心配にならぬでもなかった。にわかに気の弱くなったのは病気のためではないかと思った。清三が行くと、賃仕事を午後から休んで、白玉のしる粉などをこしらえてもてなした。寝汗が出るということを聞いて、「お前、ほんとうにお医者にかかって見てもらわなくっていいのかね」と顔に心配の色を見せて言った。
時には荻生さんを羽生から誘って来て、宿直室に一夜泊まらせることなどもあった。荻生さんはこのごろ話のある養子の口のことを語って、「その家は君、相応に財産があるんですって、いまに、りっぱな旦那になったら、たんとご馳走をしますよ。君ぐらい一人置いてあげてもいい」などと戯談を言って快活に笑った。荻生さんは床にはいると、すぐ鼾をたてて安らかに熟睡した。こうして安らかに世を送り得る人を清三はうらやましく思った。
関さんはすいかずらやじゃのひげや大黄などを枯れ草の中に見いだして教えてくれた。寒い冬の中にもきわだって暖かい春のような日があった。野は平らかに、静かに、広く、さびしく、しかも心地よく刈り取られて、榛のひょろ長い空しい幹が青い空におすように見られた。