후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
早くもおそくもなかった。
読める人に手を上げさせて、前の列にいる色の白い可愛い子に読ませてみたり何かした。読めるのもあれば読めぬのもあった。清三は文章の中からむずかしい文字を拾って、それを黒板に書いて、順々に覚えさせていくようにした。ことにむずかしい字には圏点をつけてそのそばに片仮名でルビをふってみせた。卓の前に初めて立った時の苦痛はいつかぬぐうがごとく消えて、自分ながらやりさえすればやれるものだという快感が胸にあふれた。やがて時間が来てベルが鳴った。
昼飯は小川屋から運んで来てくれた。正午の休みに生徒らはみんな運動場に出て遊んだ。ぶらんこに乗るものもあれば、鬼事をするものもある。女生徒は男生徒とはおのずから別に組をつくって、綾を取ったり、お手玉をもてあそんだりしている。運動場をふちどって、白楊の緑葉がまばらに並んでいるが、その間からは広い青い野が見えた。
清三は廊下の柱によりかかって、無心に戯れ遊ぶ生徒らにみとれていた。そこにやって来たのは、関という教員であった。
やさしい眼色と、にこにこした円満な顔には、初めて会った時から、人のよさそうなという感を清三の胸に起こさせた。