일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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びしょうじょいちばんのり

美少女一番乗り

山本 周五郎

山本 周五郎의 美少女一番乗り(びしょうじょいちばんのり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 73,583자 · 149화면

아오조라 문고

一番、二番と進んで、一刻ほどのちには、三羽烏の一人沼田軍十郎と伊丹兵右衛門の二人が勝ち残った。

さていよいよ最後の勝負である。四半刻ばかり休んで息を入れ、いざ立合おうとした時、――不意に娘の椙江が、

「しばらく、しばらくお待ち下さいませ」

と父の前へ進み出た。

「なんだ椙江、ここは女子供の出る場所でないぞ、控えて居れ」

「お言葉ではござりますが、この勝負はわたくしにとっても生涯の大事お怒りを承知でお願いがござります」

「なるほど、勝抜いた者をそなたの婿に定める勝負、徒に見過ごせぬというも道理じゃ。して願いとは何事だ」

「恐れながら、この試合へ、下郎又平をお差加え下さりますよう」

意外な一言に、並いる面々は勿論のこと主水もびっくりして、

「なに、下郎を加えよとは?」

「仔細はのちに申し上げます。椙江が一生の良人を定める大事、枉げてお聞届け下さいませ」

娘ながらいかんと言えば覚悟がありそうな、思い詰めた眼差しを見て、主水は――何かこれには訳があろう、と考えたから、

「聞かれる通りだ」

と門弟たちの方へ振返った。「娘の願い通り取計らってやろうと思うが、一同の意中はどうじゃ?」