일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうがいのけんこうとし

耄碌寸前

森 於菟

森 於菟의 耄碌寸前(おうがいのけんこうとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,925자 · 89화면

아오조라 문고

下

主として親戚、知友への形身分けをするためで、この日桂五十郎(湖村)翁を招じて鑑定をしてもらった。翁は端然と袴のひだを正して控えておられ、その前に次々と軸巻物などがのべられた。母や私の問に対するその落着いた「ハーイ」「ハーイ」という応答が、あるじの代ったのを知らぬ気な小春日和の観潮楼に沈んだ響を伝えた。

下

私の滞欧中の関東大震災で傷んだ家を修理するとき、観潮楼にからむ蔦の根を切った。この蔦は父が初め階下の八畳の洋室、それも木造であるがその窓下に三本植えたのが年々蔓を延ばして、当初は洋室の外側を包ませるだけのつもりが二階の外廓から屋根までおおって、観潮楼に古城のごとき趣を添えた。しかし蔦は家の保存のためにはあまりよくない影響を与え、根から吸い上げる水分のために、また降りかかる雨がいつまでも乾かぬために、羽目板を腐朽させた。とはいえ楼に見事な外観を与えたこの蔦の枯れたのは、あとから考えれば私がこの由緒ある観潮楼をつぐにふさわしからぬ者であることを告げる凶兆であったといえるかも知れない。

帰朝して観潮楼の主人となった翌々年の暮には、私は止むを得ない事情でこの家を去ることになった。