후리가나로 읽는 일본 고전
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らんがくことはじめ
蘭学事始
菊池 寛
菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면
とうとうおしまいに、カピタンが珍※(「酉+它」、第4水準2-90-34)という珍しい酒を出して、皆を饗応した。
その日は、良沢の顔が見えないほか、一座の者は、中川淳庵、小杉玄適、嶺春泰、鳥山松園など、皆医師ばかりであったので、対話は多岐にわたらずして、緊張していた。ことに、書記役の一人のバブルは、外科の巧者であったので、皆はバブルを囲んで、貪るように、いろいろな質問を発していた。
ことに、嶺春泰は、刺絡の術を、熱心にきいていた。
春の長い日が暮れて、オランダ人たちが食事のために退いたとき、皆は緊張した対話から、ほっとしてわれに返っていた。彼らが急いで帰り支度にかかっている時だった。中川淳庵の私宅から、小者が赤紙の付いた文箱を持って、駆けつけてきた。
淳庵は、その至急を示した文箱を、ちょっと不安な顔付で取り上げたが、中の書状を読んでいるうちに、彼の不安な顔は欣びで崩れてしまった。
「諸君! お欣びなされい! かねての宿願が叶い申したぞ。明日、骨ヶ原で腑分がある! 腑分がある!」
彼は、喜悦の声を揚げながら、一座の者にその書状を指し示した。それは、いかにも町奉行曲淵甲斐守の家士、得能万兵衛から、明四日千住骨ヶ原にて、手医師何某が腑分をすることを、内報してきた書状だった。