일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らんがくことはじめ

蘭学事始

菊池 寛

菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면

아오조라 문고

一座は、源内の奇才を賞する声で満ち満ちた。彼の奇才は、一座の白けかかるのを救ったのである。

が、玄白の、良沢に対する意地とも反感ともつかぬものは、彼の心の中で、この時からだんだん判然とした形を取りかけていた。

玄白は、良沢が一座にいると、心に思い浮ぶ質問の半分も、口に出すことができなかった。良沢には、自分のきいていることが、もうとっくに分かっていはしないかなどと思うと、質問をすることが、良沢の前で自分の無知を告白しているようで、どうにも気が進まなかった。玄白は、そうした外聞とか見得とかいったような心持を、心のうちでかなり恥じていた。が、恥じながらも、それに拘らずにはおられなかった。彼は、オランダの事物、学術、ことに医術に対する知識欲に渇えながら、妙な意地から、心のままに質問することができなかった。

その日も、彼は皆が来ない前、特に良沢の来ない前に、自分一人で善三郎に会いたかったのである。彼はオランダ文字を読もうという自分のかねてからの宿願を述べて、その志願の可能不可能を、善三郎にただしてみたかったのである。

そのために、昨日より半刻も早く来た玄白には、良沢が自分よりも早く来ていたことが、かなりの打撃だった。