후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
五
主人善兵衛の歎き、継母お滝の駭きは申すまでもなく、第一、これほど厳重にしても、四番目の娘をさらわれた――では少しばかり大きい口を利いてやって来た、銭形平次の顔が立ちません。
自尊心の高い男だけに、善兵衛夫婦に合せる顔もなく、トボトボと土手を本所の方へ帰って来ると、後ろからソッと平次の肩に手を置いた者があります。
「兄哥、大層沈んでるじゃないか」
「えッ」
振り返ると、石原の利助という四十男、同じ御用仲間ですが、評判の腕っこきで、平次とは自然、張合となっている人間です。
「福屋の一件へ兄哥が手を付けたって話だが、ありゃア止した方がいいぜ」
「それはまたどういうわけだ」
「あの誘拐なら、俺の方じゃもう検挙るばかりになっているんだ。満更知らねえ顔でもない兄哥に恥を掻かせるでもないと思ってね」
「えッ」
嫌な事を言い残して、利助は向島の方へ――、後ろも見ずに立去ります。
五
五人兄妹の四人まで、五の日五の日にさらったというので、「福屋」の事件は江戸中の騒ぎになりました。その日のうちに瓦版が出て辻々を呼び歩く騒ぎ、銭形の平次が寝ずの番で見張っていて、まんまと出し抜かれたというのですから、それは全く江戸っ子を夢中にさせるだけの値打はあります。