후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
三
この日主人の代理として、御評定所から御墨付を受取って来るについて、まさかテクテク歩くわけにもいかず、そうかといって、陪臣が駕籠に乗るわけにも行きません。
この人の唯一の弱みは、生れつき馬が嫌いで、もっとも身分柄乗らずに済んだせいもあるでしょう、今まではまずそのために困った経験もなかったのですが、和田倉門外の御評定所へ行って大事の品を受取って来るとなると、馬で行くのが一番ピタリとします。
幸い、主人、大場石見は大の馬好き、近頃手に入れた「東雲」という名馬、南部産八寸に余る逸物に、厩仲間の黒助という、若い威勢の好い男を付けて貸してくれました。
相沢半之丞、嫌とも言えず、それに乗って出かけたのが間違いの因だったのです。
往きはまず無事、御評定所で御墨付を受取り、一応懐紙を銜んで改めた上、持参の文箱に移して御評定所を退き、東雲に跨って、文箱を捧げ加減に、片手手綱でやって来たのは牛込見附です。
見附に出て、神楽坂を上ると、あとは一と息ですから、ここまで来ると、相沢半之丞思わずホッとしました。何となく気が緩んだのです。
三
「旦那様、悪いものが参りました」
馬丁の黒助は、前へ駆け抜けて、半之丞の乗った栗毛の轡を取りました。