후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
仲間の仕来りは、こんな時には二挺の匕首に物を言わせる外はねえ」
「何?」
「さア、そいつを持って柳原の土手まで来い。地獄の旅へ、どっちが先に踏出すか」
ガラリと投げた匕首。行灯の影から手を出して、東作はあわてて一挺を拾いました。
「しゃら臭え、来いッ、爺奴」
二人は毬のごとく、朧月の街に飛び出したのです。
*
それから一と月、江戸は青葉の風薫る頃となりました。三百八十両を取り返したのは、彦兵衛お富の親娘の手柄と判って、徳之助の家督相続にも、お富との祝言にも、今は文句を言う人もありません。
左官の彦兵衛は仮親を立てて貰うように、強って主張しました。――万一自分の素姓が知れた時の用心だったのでしょう。増屋の主人は、それを世間並の遠慮と思い込んで、反対し続けて来ましたが、最後には折れて出て、一応増屋の親戚の養女と披露し、それから改めて正式の輿入れになりました。
今日はいよいよ徳之助とお富の祝言という日。
浜町の貧しい父親の許に、暇乞いに来たお富は、近所の人達に包囲されて、しばらくは、祝いの言葉と、羨望の感動詞と、あらゆる目出たいものの渦の中にもみ抜かれました。