후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(二)八人芸の女
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(二)八人芸の女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,562자 · 291화면
四
「あとはもう楽だ。一尺も掘ると、その下は土蔵を壊した時の、壁土や瓦や貫や木舞が投込んであるというから――」
治助の声でした。
「…………」
それを聴いた、由兵衛の顔は見物でした。
「何を呆れていなさるんで――、旦那」
平次はこう訊かずにはいられません。
「井戸を埋めたのは六七年前のことですよ。それを新参者の治助が知っているのはおかしいじゃありませんか」
由兵衛の言うのはもっともです。離室の窓の下、何の変化もない踏み固めた場所から、昔の井戸を捜し出すのは、いずれ仔細のあることでしょう。
「縛ってしまいましょうか」
平次はこれ以上井戸掘を見ているのが馬鹿馬鹿しいような気がしました。飛出して縛りあげた上、二人の口を開かせ、それから井戸を掘ってみても遅くはありません。
「もう少し見ていましょう。――井戸はどうせ一間ともありません。二人で掘れば、二た刻(四時間)ともかからないでしょう」
「二た刻?」
「何が出て来るか、楽しみじゃありませんか」
側に平次が居るせいもあるでしょう。由兵衛はすっかり落着いて、井戸の中から、金の茶釜でも出て来るのを見ていたい様子です。
四
治助が言った通り、一尺ほどの下は木舞やガラクタが主で、何のわけもなく井戸は掘下げられます。