후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(二)八人芸の女
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(二)八人芸の女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,562자 · 291화면
五
もっとも、何にもあるまいとは思うが」
「へえ、そんな事なら訳はありません」
ガラッ八はまたすっ飛んで行きました。
五
ガラッ八の報告は、辰蔵の言葉を立派に裏書しました。御神酒所にいる人達の話を総合すると、辰蔵は今日の昼頃やって来て、一と休みしながら、寄付の帳面を付ける当り箱を引寄せて、手拭の端へ、小さくたという字を書いたことは疑いもありません。
「墨が馴染まなくて、うまく書けないので、何べんも何べんも、上からなするもんだから、――辰兄哥、畳屋を廃して、提灯屋になるがいい、――って町内の旦那方に冷やかされたって言いますよ。あの野郎、人相が悪いから、つまらないところで疑われるんですね」
ガラッ八はこう言って、それとなく自分の不明を弁解しております。
「人相が悪くて一々疑われた日にゃ、手前なんかも物騒だぜ。これから変なところへ立ち廻らねえ方がいいよ」
「親分、からかっちゃいけねえ」
「ところで、冗談は冗談として、町内から祭の行列に出ている人達に一応逢っておきたいことがあるんだ。しばらく家へ帰らずに、御神酒所の前で待っているように、世話人に頼んで来てくれ。お前ばかり歩かせるようだが、俺が顔を曝しちゃまずい事があるんだ。