후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(二)八人芸の女
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(二)八人芸の女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,562자 · 291화면
「先代の主人がお前さんに遺したというのは、どれほどの金なんだえ」
平次は一と通り菊之助の話を聞くと、こう立ち入った質問をしました。
「それが判りません。先代――私には肉親の伯父ですが、亡くなる少し前に私を呼んで、お前も若いから仕方もあるまいが、大概にして身を固めたらどうだ。せめて三年越前屋の店で辛棒しろ。その辛棒を見定めた上で、お前にやる物がある、――とこういう話でした」
「何だ、そのやる物というのは?」
「瓶一パイの金だそうですよ親分、――先代がどこかに埋めてあるに相違ありません。中に伯父の遺言も一緒に入っているはずです。伯父が死んで暮の十二月がちょうど三年目、約束をしたことですから、金銀を一パイ入れた瓶を捜さして貰いたい――と、主人へ言いましたが、そんな昔話みたいな馬鹿なことがあるわけはないと、どうしても承知してくれません」
「主人の総七が、内々で捜した様子はなかったろうか」
「そんな事もあったようでございます。私が毎日昼過ぎから問屋仲間を廻ることになったのも、一日一パイ店に居ては困ることがあったのでございましょう」
菊之助は、お粂と主人の事は何にも知らなかった様子ですが、その代り、他に主人を殺し兼ねまじき重大な動機を持っていたことを自分で喋舌ってしまいました。