후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면
八
こう言う平次の態度や言葉は、その人柄のように慇懃で、世の常の岡っ引とはあまりに違っておりました。最初は多少警戒的な気持で話していたお米も、次第に信頼しきる心持になって、
「それから、どんな事を申上げれば宜しいでしょう?」
ツイこう言ってみるのでした。
「たったこれだけの事を打明けて下さい。どうして、こんなにたくさんの鈴を集めなすったか――、この鈴は何になさるつもりか、それから、八五郎を敵の廻し者と間違えたとおっしゃったが、その敵というのは誰か、それだけを聞けば、私の用事は済みます」
「ハイ、決して隠し立てはいたしません、何もかも申上げます。父が生きていれば、どんな事があっても口外の出来ないことですが、今ではもう昔話になりました」
お米は思い入った風情にこう申しました。
八
お米の父というのは、芳村道之丞という切支丹侍で、島原の残党。一揆が事を起す前に七人の同志と江戸に潜行し将軍御膝元で事を挙げるつもりでしたが、島原の乱も案外早く平定し、徳川の礎はいよいよ鞏固で、痩浪人の策動ではどうにもならないと解ると、七人の同志と相談して、散り散りばらばらになり、芳村道之丞はその中心人物として、長い間一味の連絡に当っておりました。