후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면
四
「ヘエ」
四
二人の子分――清次郎とガラッ八は、宙を飛んで八丁堀へ駆け付けました。
与力、笹野新三郎の役宅へ飛込んでみると、女はまだ町奉行所には送らず、庭先に筵を敷いて、裸蝋燭の下で、身体を拭かれております。
「不届きな女だ。文身なんぞ描きやがって、なんて事をするんだ」
四十を越した石原の利助が、濡れ手拭で、若い女の肌を拭いているのは、あまり結構な図ではありません。
後ろ手にほんの形ばかり縛られた女は、灯影に痛々しく身をくねらせて、利助の荒くれた手に、遠慮会釈もなく凝脂を拭かせております。
左には、瞬く赤い灯、右上からは、青白い月、女の顔も肌も、二色に照らし分けられて、その美しさは言いようもありません。赤い灯に照らされた方は、軽い苦悩に引き歪んで、少し熱を帯びたように見えると、青い月に照らされた方は、真珠色に光って、深沈としてすべての情熱が淀んで見えます。
笹野新三郎は、さすがに見るに忍びないか、面を反けて月を眺めております。小者、折助手合は、物の隅、建物の蔭などから、好奇に燃える眼を光らせて、この半裸体の女の、不思議なアク洗いを見物しておりました。