후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면
一〇
その浪人者の家へ案内しろ」
「親分、こうお出でなせえ」
一〇
二人は宙を飛んで白川鉄之助と名乗った浪人者の長屋へ駆け付けました。ソッと格子から覗くと、家の中は鈴だらけ、主人の鉄之助は、障子に漏れる秋の陽の中にいい心持そうに昼寝をしております。
「今日は、今日は、御免下さい」
八五郎が格子を開けると、
「河井龍之介、御用ッ」
銭形平次が飛込むと一緒でした。浪人者はさすがに身だしなみで、引付けてある一刀を引抜き、
「何をッ」
真っ向から向って来るのを迎えて、ピュッ、ピュッと、平次得意の投げ銭、一箇は刀を抜く拳を打ち一箇は眉間をしたたかに打ちました。
「あッ」
とたじろぐところを、折重なって、犇々と縛り上げます。ガラッ八も人柄相応に馬鹿力があるので、こんな時は存外役に立つのでした。
*
河井龍之介の首は、間もなく鈴ヶ森に梟されました。
堂宮の鈴を盗み歩いたのは、自分が道斎を殺したとき盗んで売った鈴の中に、島原の残党の所名前が書いてあることに気が付いたためでしたが、お白洲でそんな事を申立てても、もう上役人も相手にしてはくれません。一つは河井龍之介の家から没収した鈴に、そんな所名前などを書いたのは一つもなかったからでもあります。