일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면

아오조라 문고

「主人の用事で、身にも命にも代え難い大事の品を預かり、仔細あって本郷妻恋坂に別居していらっしゃる若旦那のところへ届けるつもりで、そこまで参りますと、予てこの品を狙っている者の姿を見掛けました。――いえ、逢ったに仔細はございませんが、――私の後を跟けて来たところを見ると、どんなことをしてもこの品を奪い取るつもりに相違ございません」

お町は、こう言いながら、抱えて来た風呂敷包を解きました。中から出て来たのは、少し古くなった桐柾の箱で、その蓋を取ると、中に納めてあるのは、その頃明人飛来一閑という者が作り始めて、大変な流行になって来た一閑張の手筐、もとより高価なものですが、取出したのを見ると、虞美人草のような見事な朱塗、紫の高紐を結んで、その上に、いちいち封印をした物々しい品です。

「フーム」

銭形の平次も、妙な圧迫感に唸るばかりでした。石井三右衛門の使いというのが一通りでない上、朱塗の一閑張の手筐で、すっかり毒気を抜かれてしまったのでしょう。このお町とかいう確り者らしい年増の顔を、次の言葉を待つともなく眺めやるのでした。

「ちょうど通り掛ったのは、お宅の前でございます。