후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十)金色の処女
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十)金色の処女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 137,868자 · 278화면
その男というのは、燃えるような赤毛に、白子のような肌をした碧眼の大男で、紅毛人を見た事のない平次の眼には、地獄変相図から抜け出した、悪鬼のように恐ろしく映ったでしょう。
続いて覆面を除ったのは、この薬園の預り主、峠宗寿軒です。半白の中老人で、立居振舞に何となく物々しいところがあります。
二人は前後して進んで、金箔を置いた処女の肩へ唇を触れました。続く黒装束の五六人も、悉く覆面を外して、同じように処女の身体へ唇の雨を降らせます。
この冒涜的な行法が、どんなに平次を怒らせた事でしょう。お静の浄らかさを救うために、どんな事をしても――とあせりましたが、この密室はどんな設計で出来たものか、二た刻あまり探し抜いても、どうしても入った場所がわかりません。
その内に、下の広間がまた賑やかになりました。と見ると、焔のような赤い布を纏った、半裸体の四人の美女は、人面獣身の魔像と、金箔を置いたお静を中心にして、あらゆる狂態を尽して乱舞を始めたのです。
魔像の前の大香炉には、幾度も幾度も異香が投げ込まれました。天井裏でそれを嗅ぐと、平次の心持も、うつらうつら夢見るようになります。