후리가나로 읽는 일본 고전
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あるはいまつのどくはく
ある偃松の独白
中村 清太郎
中村 清太郎의 ある偃松の独白(あるはいまつのどくはく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,905자 · 262화면
男も女も中年以下では、名を知っていればよい方で、後で思うと、何をききかじったか、とんでもない方を指して教えてくれた者もあった。なじみの雑貨店の主じなど、少年の頃雪の中に出る斑点を通学の途中、いろいろな形に見立てて友達とふざけたものだ――などと私に調子をあわせたが、肝心の「代馬」ではサッパリ要領を得ず、やはり農家でないと本当の雪形の口碑は伝わらぬものかと長大息した。こうした自家製雪形談では、例えば白い馬が出るなど、他にも私を嘆かせた例が少なくない。その農家だとて、目の前に、防水紙を覆せた温床式苗代を見ると、「代馬の御厄介になった時代は過ぎたよ」と語るかのようでもある。
白馬岳の代馬の挿図
すこし心細くなった私に、ようやく五月も下旬にはいって、矢口君がまず吉報をもたらした。――どうやら「代馬」が現われたらしく、古老からそれを教えてもらった、しかし余り馬らしくも見えないので、まだ何とも言えないが……と言う。その場所が本山だと聞くと、さては! と私は初めて光明を見出した思いで、胸をおどらせたのだった。早速あくる日仕事を休んで、四谷へ急いだ。役場で馬さがしに手を貸してくれた助役さんにも会い、矢口君ともども裏手から、雲間に見える本山を物色して、その「代馬」