후리가나로 읽는 일본 고전
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あるおんせんのゆらい
ある温泉の由来
佐々木 邦
佐々木 邦의 ある温泉の由来(あるおんせんのゆらい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,655자 · 30화면
此方が待ち伏せをするに相違ない。あゝ考え、こう考えて、実に因果な村が隣り合っていると思った。
「校長先生、何とも申訳ありません」
と僕は幾度もあやまった。安東校長は豪い。
「何も彼も今に好くなる道筋だよ。お互に辛抱しよう」
と大人物の襟度を示した。
中学校を卒業すると直ぐ、僕は村役場の仕事を手伝い始めた。全然遊んでいては閑で困る。小遣取りだ。早川君は親父さんの関係の銀行へ見習に入って、毎日○○町へ行く。実は二人とも志を立てゝ、東京へ出掛ける積りだったが、親切な人が邪魔をしてくれた。それは中学校の校長だった。親父が相談に行ったら、
「この頃は大学を出ても余程成績が好くないと就職口がありません。お宅の保さんぐらいの頭は東京へ行くとザラにありますから、あの程度のものに学資を注ぎ込むのは引佐川へ金を流すのと大差ありますまい」
と全く遠慮のないところを言って聞かせたのだった。早川君のところからも、兄さんが訊きに行ったら、全く同じ返答だった。唯形容が違っている。紙幣を焚きつけに使うようなもので勿体ないと言ったそうだ。僕達は憤慨した。あの禿げ頭のいる間はもう母校に寄りつかないと決心した。