후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あるおんせんのゆらい
ある温泉の由来
佐々木 邦
佐々木 邦의 ある温泉の由来(あるおんせんのゆらい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,655자 · 30화면
「何しろ此方は真物が二柱だから御利益が灼かだ。見ると目が潰れる」
とお互に言っている。何方も信仰だ。穿鑿を必要としない。
西と東の反目を助長するものに宮相撲がある。東の八幡様は七月が大祭、西の八幡様は八月が大祭だ。その折、東西の力士が土俵の上で顔を合せる。名物になっているから、近村は無論のこと、○○町からも見物が出る。平素心掛けている丈けに、手取りが多い。西には東京へ修業に行って、褌かつぎになったのがある。七月八月とお祭りが重なるから、何方が負けても、直ぐ後に雪辱の機会が待っている次第だ。しかし二度続けて負けると頭が上らない。町で会っても、野良で会っても、
「おい。東の若いの、お前達は鍛冶屋へ行って、腰へ些っと筋を入れて貰っちゃ何うだ?」
と思い知らされる。
東引佐のものに取って都合の悪いのは、○○町へ行くのに西引佐を通らなければならないことだ。お祭りの直後は殊に気が立っていていけない。勝って威張るくらいのものは負けると焼けっ肚になる。
「やい。東引佐、稀に勝ったと思って、巨い面をして歩くな」
と喧嘩を売りかける。○○町は人口一万足らずだけれど、その界隈唯一の大都会だ。