후리가나로 읽는 일본 고전
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
三浦 環의 お蝶夫人(おちょうふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,730자 · 242화면
燃えるような真赤な緞子のカーテンがある、それはそれは立派で欧米のどこへ出しても恥かしくない贅沢なホテルでした。毎朝九時になると女の通訳が自動車で来ていろいろ世話を焼いてくれ、かゆい所へ手の届くようなもてなしぶりです。
街では人民が食糧を買うために長い行列を作っています。雪の白い街に、真黒な服装をした大勢の人々が、大きな袋を持って何時間も行列を作って立っている。食糧が不足なのでみんな切符制にしているためで、その行列を見るたびに、ロシアの人は気の毒だと心から同情しましたが、今になって考えると当時のロシアの方が今の日本より遥かによい、考えると悲しくなってしまいます。それはともかくとしてこんなにロシアの人民は食べるものにも困っているのに、私のホテルはどうでしょう。食堂の調度もお皿やナイフ、フォークも贅沢なものばっかりで、給仕が大きな銀のお盆にいろんな御馳走を山盛りにして持って来ます。その中でおいしかったのはボルシュというロシア独特のスープでした。肉やトマトなぞいろんな野菜の入った、こってりしたスープなのです。
その夜私がホテルから劇場へ行く途中、街をみますと、街には自動車や馬車もありますが一般の人は電車に乗ります。