후리가나로 읽는 일본 고전
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
三浦 環의 お蝶夫人(おちょうふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,730자 · 242화면
皆さんも「ラ・パロマ」という歌で「わが船ハバナをたつ時……」とうたいますのでハバナという町の名前だけは親しみをお持ちのことと思います。このハバナにテアトル・ムニシバルという立派なオペラハウスがあり私はこの劇場で「お蝶夫人」をうたいました。大体ハバナはスペイン風の綺麗な町ではありますが人気は余りよくなく、カルーゾーがテアトル・ムニシバルでうたっている時に、十万ドル出さないと殺してしまうぞという脅迫状を貰い、カルーゾーは青くなってニューヨークへ帰って来たことがありましたが、私はそんな怖い目に逢わず、反対に「お蝶夫人」が大成功で社交界の名流婦人連から大歓迎をうけて非常に愉快な毎日を送りました。ただこの前の大戦争の最中だったのでパンがなく、パンの代りにクラッカーを食べさせられたのには閉口いたしました。
ハバナから船に乗ってポルトリコという島のナンホアンという町へ行きました。ここには総督の御邸があります。私はこの前お話しましたように、アメリカのベーカー陸軍大臣のお家に一週間お客様として招待され、ベーカー夫人とアメリカの兵隊さんを慰める音楽会をいたしまして陸軍大臣と御懇意にしていましたので、私がキューバからポルトリコへ行くということを知った陸軍大臣が、ポルトリコの総督イエーガーへ紹介状を書いて下さいました。