일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かんかんむしはうたう

かんかん虫は唄う

吉川 英治

吉川 英治의 かんかん虫は唄う(かんかんむしはうたう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 91,006자 · 182화면

아오조라 문고

最終のハンデキャップ競走が終ると共に、ファンたちは、いっせいに、人気騎手の島崎を取り巻いた。銀の優勝カップを取り落すまいとして、高く空に右手をあげている島崎を目がけて、女、男、白色、黄色、あらゆる人種と階級のファンたちが、彼の握手を争奪した。わけてもその中に、中年の婦人たちが甚だしく勇敢であった。

その中に、高瀬の家族たちも、押し揉まれていた。

島崎は、チラと、その人たちを群衆の中に見かけると、巧みに、ファンの群を逃げて、短い時間に、理平や奈都子たちとことばを交わした。神学生の今村は、夫人に紹介されて学生らしい初心さをつつみながら、島崎と握手を交わした。

「ね、いらっしゃいよ」

理平が知人に肩をたたかれて、後ろを向いている瞬間に、お槙は、ついと、島崎のそばへ寄ってささやいた。

「いらっしゃいな! ね!」

「どちらへですか」

「本牧へよ」

「どうも、今夜は」

「それや、ひく手は多いでしょうけれどさ、ひどいわ! 何日かの、あれッ限りでは!」

「おいおい」

理平は振り向いて言った。

「今な、そこで十番館のダグラスさんと会ったから、一緒に馬車へ乗って、先へ行くから」

「あなたは、どちらへですか」