후리가나로 읽는 일본 고전
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かんかんむしはうたう
かんかん虫は唄う
吉川 英治
吉川 英治의 かんかん虫は唄う(かんかんむしはうたう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 91,006자 · 182화면
「ウム……新聞で見た」
「――その礼なんかをセビリに来たんじゃねえぜ。――ところが、船渠の退け時間になって帰ろうと思うと、警察の私服が来やがって、おれが、初めて商売に連れて行ったうちの近所の亀田さんて人を、いきなり泥棒だといって捕えやがッた。亀田さんは、そんな人じゃねえ! おら、言ってやったのさ、だが、刑事のボンクラ野郎は、亀田さんのポケットから、指環といっしょにあった腕環が出て来たから、何でも、承知しねエんだ。そして、とうとう警察署へ連れて行ッてしまやがった」
「フーム」
「フームじゃねえよ、大変だよ、亀田さんが帰らねえと、イロハ長屋に残っている病気のおかみさんだの、子供だの、五人の者が乾干しになるんだぜ」
「だから、どうせいと言うのか、おまえの要求は」
「亀田さんを返せッてんだ」
「そりゃ、警察に言う筋じゃないか。ほんとに泥棒せんものなら、今に帰してくれるだろうし悪心のあるものなら、監獄へ行くのが当然じゃろう」
「それでいいのか」
「おまえ、幾歳じゃ」
「大きなお世話だい。それでいいのか、それで……」
「子供のくせに、そんな心配は、せぬがええ、生意気じゃ。お上のご裁判にまかせておけば間違いはない」