후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
と折から縁側を拭いていた女中に頼んで、
「天狗の火というのは燐か何かでしょうな。大井川へ時稀現れるそうです。龍燈だという説もありますが、何方にしても好い加減なもんですよ。片葉の蘆というのは実際不思議で、葉が片一方丈けへ出ます。浜名湖の確か北岸に生えると聞いています。それから遠州灘の浪の音ですが、これも実際で弁天島へ行くと能く聞えます。大砲か遠雷のような音が絶えずしているんで、一寸凄味がありますよ」
お上さんは再び大きな体躯を持ち込んで、村田さんのまた言う通りを数え立てた後、
「京丸の牡丹と井戸の土ですわ」
と二不思議を附け加えた。
「然う/\。井戸の土か? 思い出せない筈だよ。これは僕も理由を知らないんだもの」
「この遠州では井戸を掘って埋めて見ますと屹度土が足りなくなっています。掘った丈けの土では埋まらないから不思議だと申すのでございます」
「掘って埋めて見る奴があるもんかね」
と建築を商売としている団さんは黙っていられなかった。実際家を拵えて壊して見る馬鹿はない筈だ。
「井戸でなくてもこれは分ります。この遠州ではお葬式の時墓穴を掘って棺を埋めますが……」