후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
と書いてあるだろう。この建築が出来上った時左甚五郎が彼処へ傘を置き忘れて来たのさ」
「何うして置き忘れたんだろう?」
と三輪さんは訊き始めると無暗に訊く。
「其処までは知らないよ」
「余り完全に出来たもんだから魔がさゝないように一寸瑕をつけたという伝説になっている」
と団さんは商売柄御存知だった。そうして、
「名工は矢張り人そのものとして豪いところがある。天工を凌駕しては済まないと思ったんだね。人間の分を弁えている。神は強し人は弱しということを自ら悟っている。傘の由来の真偽は兎に角、名人は皆真正の人間さ」
と何時になく真面目なことを言い出した。
「然ういえばこの頃の建築で蝙蝠傘の置いてあるのは見受けない。団君、あれは出来上るまでに結構狂ってしまうから態瑕をつける世話もないんだろうね?」
とお父さんが癖を出した。
内に入って、袴を穿いた案内者の手にかゝった時、僕達は如何にもお上りさん気分になった。
「廊下は残らず鶯張りイ!」
とお爺さん滅法大きな声だ。成程、廊下の板は踏む度にホウホケキョ、ケキョ/\/\、法華経と鳴く。浄土宗の本山としては聊か釣り合いが悪いが、何んな僻耳で聞いても確かに鶯の声だ。