후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
三輪さんは素より西も東も分らない。
「盆になると坊主がお箸を持って年始に来るから兎に角仏教に相違ない」
と他人ごと見たいに言った。
「僕は君の方の傾向だが、家の宗旨は門徒だと言った。門徒って東本願寺かね西本願寺かね?」
とお父さんも甚だ要領を得ない。団さんに至っては、
「僕のところは無宗教で、耶蘇も坊主も寄せつけない。うっかり来ると打ちすぜ」
と旗幟頗る鮮明だった。何にしても次の日曜に星野さんが、
「日本人の宗教心」
と題してこの三人の無頓着を憐れみ、基督教の把持力を高調することは疑いもなかった。
本堂を拝見して廊下へ出た時、
「お嬢さん、これを御覧なさい」
と星野さんが田鶴子さんの注意を惹いた。
「あらまあ、髪の毛ね!」
と田鶴子さんは恐ろしそうな表情をした。成程、髪の毛で拵えた太縄が蜷局を巻いている。「越後国新潟信徒献納、長サ二十二丈八尺、廻リ一尺一寸、コノ外ニ五十二房アリ」と札が立てゝある。
「何うです? 宗教の力は偉大なものでしょう?」
と星野さんは円転滑脱だ。他人の褌で相撲を取ることを忘れない。
「新潟ではこんなに大勢尼さんになったのでしょうかね?」
と田鶴子さんは心配そうに訊いた。