후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
とお芳さんが一瀉千里で言った。実際日本語とは思われない。
「何だい、今のは。もっとゆっくり言って呉れないと皆目分らない」
とお父さんは辟易した。
「何ゃ事吐くきゃ、此畜生! あら厭ばん、此方のそくしゃあか、冗談しんさんな」
「成程、分る。肱鉄砲の時に使うんだね。冗談しんさんなは優しくて好い」
「こなたのそくしゃあかとは何ういう意味だね?」
と団さんが訊くと、
「この人の厚かましくて厭らしいこと、です。旦那のことよ。オホヽヽヽヽヽヽ」
とお芳さんはお膳を引き始めた。
夕食後未だ日脚があるので慾が出た。明日の足しに少しでも見物して置こうと宿の男衆を案内にソロ/\出掛けた。殿様を祀った松原神社というのは直ぐ向いだった。楠の大木が何本も生えている。
「此処は楠の多いところですな」
と三輪さんは嬉しがった。
「楠の木が多かけん」
と言いかけて、
「楠の木が多いですから、蒟蒻の化物が出ると申します」
と男衆は標準語に改めた。
「蒟蒻の化物? 何ういう因縁だね?」
とお父さんが訊いた。
「さあ、次第は存じませぬが、昔から然う申します。現にこの間も私の朋輩が見たそうです。雨の晩でした。