후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
と秀夫さんが促した。
「御参考になりますれば光栄でございます」
と徳さんは四角張って俗謡を歌い出した。
「おてもやん、おてもやん、あんた嫁入したではないかいな。嫁入りしたことしたばってん、権じゃあどんのぐじゃっぺだるけん、未あだ盃ゃせんだった。村役捕役肝煎どん、あんふとたちのおらすけんで、後は何うなっときゃあなろたい。川端町ちゃんきゃあめぐらい。春日ぼうぶらどんなしりひっぱって、花ざあかり、花ざあかり」
「ぐじゃっぺは菊石面のことです。行って見たら痘痕があるから厭だというのです。種痘以前からある歌と見えますな」
と秀夫さんが註解した。
夕涼になってから町へ戻った。新市街という賑かなところも通った。森の都という丈けあって無暗に木の多いところだ。
「黄櫨ですかな。この大きなのは? 往来に生えているのには驚きますね」
と団さんが咎めるように言うと、
「これは街路樹です。昔から街路樹のある都会は恐らく熊本丈けでしょうな。東京辺でもこの頃頻りに此処の真似をして植えていますね」
と秀夫さんは平気な顔をして答えたが、それにしても甚だ行儀が悪い。道の真中どころに立ち並んでいる。