후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
と六太夫さん一寸沼津弁を出して、
「まあ要するにこんな次第でこの詫証文が出来たのですな。これは代々私の家に伝わって今日に及んだのですから確実な品です。しかし神崎与五郎で通っているものを今更大高源吾に改める必要もないと思いまして、講釈師には矢張りその本分に従って見て来たような嘘を吐かせて置きます」
「この本陣の絵図は実に好く引いてありますな。大工与左衛門と書いてありますが、矢張りその与五郎と関係があるんですか?」
と団さんは虫の食った古い図面の上に這ったまゝ尋ねた。
「否、神崎与五郎は播州赤穂浅野内匠頭の浪人です」
「ふゝん、浪花節ですか?」
と建築家は鼻の先で扱った。団さんは文学は分らないと標榜している丈けあって、ピックウィック・ペーパーズどころか赤穂義士でさえ碌々御存知ない。忠臣蔵といえば堅牢な土蔵ぐらいに心得ているのだろう。
ポッ/\/\/\という自動車にしては気忙しい物音に目を覚すと、家ではなくて宿屋の座敷だった。昨夜は皆の話を聞きながらお母さんに手紙を書いていたまゝ眠ってしまったのらしい。お父さんはまだ寝ている。他の連中は別の座敷に休んだと見えて誰もいない。