후리가나로 읽는 일본 고전
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면
人間の努力あるいは人類の営みが無用になるわけでは決してないけれども、我々の置かれている人格的立場、生命の基盤が、自分以上、人間以上の霊的実在にあることを知って、それによりたのめば、はじめて我々はいかなる境遇の変化にもかかわらず人生の生きがいを知り、希望をもって人生の苦悩を切りぬけていく力を与えられる。これが宗教の意味なのである。
現代においては、宗教無用論を口にする人が多くある。宗教はいらないと言う人々は、自分の力によりたのむか、人類の力によりたのむか、いずれにしても人間によりたのんでいるのである。ところが自分の力、もしくは人間の力に疑いをもつ者、人生の経験上、自己の力と人間の力によりたのめないような事情の下にある人にとっては、宗教は生きるに必要な、それがなければ自殺するなり、自滅するなり、生きる希望のなくなってしまうものである。そういう意味で宗教は弱者のための必要物だと言う人があるなら、そのとおりと答えるほかはない。しかし世に弱者は多いのである。そして、人間の現実と人生の悩みを正しく知るならば、宗教などはいらぬと言っていばることのできる強者が、はたして何人あるであろうか。