일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면

아오조라 문고

祭司長及び全議会はイエスを死罪に定めようとして、証拠を求めたけれども確実な証言が得られなかった。ユダヤ人の法律では、有罪の判決を下すためには二人もしくは三人の証言の一致することを必要とした。しかるにイエスの場合、多くの告訴人が立ったが、証言の一致がなく、イエス自身は黙して何をも答えなかった。ついに大祭司はじれて、単刀直入、「汝は神の子キリストなるか」と問うた。それに対してイエスは、「我はそれなり。汝ら人の子の、全能者の右に坐し、天の雲の中にありて来たるを見ん」と答えた。これを聞いた大祭司はおのが衣を裂いて言った、「何ぞ他に証人を求めん。汝らこの涜言を聞けり。いかに思うか」そこで議会は満場一致で、イエスに死刑の判決を下した。

当時ローマ帝国はユダヤ人の議会に対し、宗教裁判権を認めていた。しかし死刑の判決及び執行は、これをローマ帝国の権限としていた。それゆえ、大祭司及び全議会はイエスに対する死刑の判決を法律上有効なものとするためには、あらためてローマ総督に告訴する必要があった。総督府は海岸のカイザリヤにあったが、エルサレムにも総督の官邸があり、過越の祭の時にはエルサレムに出張するのが常例であった。