일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면

아오조라 문고

世界的宗教、すなわち一つの民族の範囲を超えた宗教だけでも、仏教あり、マホメット教あり、キリスト教あり、その他、ユダヤ教とか、日本の神道とかの民族的宗教があり、これらの宗教の中に多くの派があり、その中どれを選んで自分の宗教とするか、ということが問題になる。

ある人々は考える。世にいろいろの宗教があるけれども、真理は一つだから、どの宗教ときめて考えるのは、一つの宗教に偏するものであって、狭い考えである。古歌にあるように、

わけ登る麓の途は多けれど同じ高根の月を見るかな

で、道は多くあるけれども、絶頂は一つであり、同じ日の出を見、同じ月の出を見るのだから、あの宗教もしくはこの宗教でなければならぬことはない、と言うのである。こういう人々は宗教を軽蔑するわけでないが、自分が宗教より上にあって、いろいろの宗教を観察する態度であるから、自分の宗教がもてないのである。こういう態度はまた、他の宗教に対して寛容である根拠にはなるが、自分の宗教に対する積極的な信仰の理由を与えない。すなわち、自分はこの宗教を選ぶという積極的な態度は、この古歌から出てこない。この歌は信仰を求める者の態度でなく、信仰を眺める傍観者の態度であって、多くの場合、信仰に入ることを妨げる有害な作用をしている。