일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,356자 · 323화면

아오조라 문고

。

彼の臣、張紘は、いくたびか都へ上り、舟航して、呉と往来していた。

孫策の「漢帝に奉るの表」を捧げて行ったり、また朝延への貢ぎ物を持って行ったのである。

孫策の眼にも漢朝はあったけれど、その朝門にある曹操は眼中になかった。

孫策はひそかに大司馬の官位をのぞんでいたのである。けれど、容易にそれを許さないものは、朝廷でなくて、曹操だった。

甚だおもしろくない。

だが、並び立たざる両雄も、あいての実力は知っていた。

「彼と争うは利でない」

曹操は、獅子の児と噛みあう気はなかった。

しかし獅子の児に、乳を与え、冠を授けるようなことも、極力回避していた。

ただ手なずけるを上策と考えていた。――で、一族曹仁の娘を、孫策の弟にあたる孫匡へ嫁入らせ、姻戚政策をとってみたが、この程度のものは、ほんの一時的な偽装平和を彩ったまでにすぎない。日がたつと、いつとはなく、両国のあいだには険悪な気流がみなぎってくる。乳を与えなくても、獅子の児は牙を備えてきた。

呉郡の太守に、許貢という者がある。その家臣が、渡江の途中、孫策の江上監視隊に怪しまれて捕われ、呉の本城へ送られてきた。