후리가나로 읽는 일본 고전
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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,056자 · 223화면
。結局その葉書は何かの会の招待状か何かで大した必要のある葉書でもなかったのであるが、先生は大分御得意のようであった。
球皮事件の話にしても、この話にしても私が何よりも驚いたのは先生の測り知るべからざる強い自信である。自分が考えたならば分らない事なら分らないが、分る事ならきっと分るはずだという自信がどこかに潜在意識として働いていたればこそ、一枚の真白な葉書にこれだけの脳力の消費が出来たのであろうと思われる。
先生は探偵小説が御好きでなかったかという話を時々聞かれることがあるが、いつかちょっと伺った時の話では、あまり興味を持っておられなかったらしい。「探偵小説というものは、どれも皆つまらぬものばかりでね」という意味をもらされたことがあった。しかしそれは今の普通の探偵小説ではきっと先生には絡繰があまり見え透くのでつまらないといわれるのだろうと思われる。五、六年前に札幌へこられた時にこんなことがあった。一緒に学校の構内を歩いていたら、鴉が一羽頭の上を飛び去って、赤い血のようなものがついた布片を先生の眼の前に落して行ったことがあった。その時先生は、「それは人間の血じゃないかね、これだけを材料にしても立派な探偵小説が出来るな」