후리가나로 읽는 일본 고전
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 仮面の恐怖王/電人M(かめんのきょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,590자 · 308화면
あまりのことに、ものを言う力もなくなっていたのです。
「明智君、あれは、いったい、なんだね。あんなおそろしい鳥がいるはずはないが。」
中村警部が、まだ空をみつめている明智探偵にたずねました。
「ヘリコプターだよ。」
「えっ、ヘリコプターだって?」
「ぼくの油断だった。あいつは、前から、ヘリコプターの仕掛で、空をとぶ道具を、持っていたのだ。そのプロペラの下に、あんな鳥のからだと羽を、とりつけたんだよ。中にはあいつの部下がはいっていて、両手を鳥の足のように見せかけ、その手であいつを抱きあげたんだ。
もう一つ、忘れていたことがある。二十面相は手錠ぬけの名人だ。ほら、そこに手錠が落ちている。」
明智探偵の指さす地面に、銀色の手錠が、開いたまま、落ちていました。
「鳥が舞いおりたときに、手錠をはずしたんだ。そして、自由になった手で、鳥の腹についている輪になったベルトに、手と足を入れて、落ちないように、からだをささえたんだよ。
空から、すけだちが、とんでこようとは、ぼくも気がつかなかった。二十面相の部下が、どこかにかくれて、遠藤さんの家を出るのを、見ていたにちがいない。