후리가나로 읽는 일본 고전
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みょうじのはなし
名字の話
柳田 国男
柳田 国男의 名字の話(みょうじのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,823자 · 46화면
家号を新領に持ち行くに至りし一原因
東北の旧家たる佐藤・五十嵐・本間
千葉という家も九州に多いが、これも下総からの分家である。薩摩にしかない名字の鮫島家のごときも、はるばる駿河の富士山麓から担いで行った家号であります。
家号を新領に持ち行くに至りし一原因
右のごとく家号を持って新領に引き移るの風は、漸々と増加して行ってついに名字の固着した今日の状態を養うに至ったが、一つの原因としては、吉野朝廷時代に地方地方の嫡庶の争いが、この機会を利用して宮方・武家方に立ち分れ、所領の奪い合いを始めたために、その一の要求としていったん新たなる家号を持ったものも、改めて本家の名を名乗るという政治上の必要も、よほどこの傾向を手伝っていると思われる。これから以後は名字によって、その家の郷里を推測することのできるという、一方から見れば重宝なありさまに移って行ったのである。しかしいずれの家でも最初の本領というものがあって、二心なく武家に仕えておったものは、まずは家号の地と連絡を絶つことはなかったがゆえに、足利氏の末の頃まで山田郷の山田殿というような武士は、たくさん全国にあったのであります。
東北の旧家たる佐藤・五十嵐・本間
ここにその一例をいうと、前にもお話した田原家の後である佐藤家である。