일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

灯を見て起き出し、また風呂に入り、出ると、婆やがもう晩飯の膳。――お島は、鬢櫛をつかいながら、鏡台にむかっていった。

「市さん、どう。……今夜も飲ける?」

「酒か。飲けなくてさ」

ふたりの言葉つきは、朝とちがっていた。

籠行燈の下に、小鍋の湯気をたて、酒の燗もそこでしながら、ふたりは、その晩も、しめやかだった。

すると、誰か、用のある者が、階下へ来たらしく、お島へ、ちょっと顔をかしてくれ――と婆やがいって来た。お島が、なかなか腰を上げないでいると、婆やは何度も、梯子だんを通って来て、いかにも、困ったような顔を見せた。

「好かないねえ。――こんな晩に」

お島は、舌打ちして、降りて行った。そのうちに、かの女の奔放なことばつきと、男のすご味をもった大声が、喧嘩でもし初めたように聞えて来た。

それが、時たつほど、荒っぽくなって来たので、市十郎も落着かず、厠へゆくふりをして、そっと、廊下から隙見してみると、男は、いつか神田の丁字風呂で、大亀と一しょに溺遊していたとき、自分たちへ脅しをかけた風呂屋町の地廻り、銀歯組のひとりと名のる赤螺三平だ。

ひとつの流れ

狼の影を見た兎のように、市十郎は、足音をぬすんで、こっそり二階へ逃げもどった。