일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

養家の義父は病床につき、許嫁の愛娘は、生涯の女の不幸を約されてしまった。――そのほかの罪は、数えれば限りもないくらいだ。見つけ次第、首にして、まず彼の養父忠右衛門どのに詫びねばならぬ――一族大岡十家の人々の胸をなで下ろさせなければ申訳ない。

そう、思いつめていたのである。

けれど、前の弟に返った弟を見ては、そんな悲壮な覚悟もくつがえっていた。何とかして、連れもどしたい。元の養家へ、詫びが入れたい。そして、以前のように、兄よ弟よとよび合いたい。

しかし、それには、難問題がありすぎる。お袖との仲に生した子ども。兵九郎叔父の肉親たちが、承知するかどうか。また、これほどまでに、一時でも、堕落し、荒みきった弟をも――なおあのお縫どのが、良人として、待つかどうか。

「な、なに。御先祖の墓所へ行って割腹するつもりだと。いや、そのようなこと、わしの量見ひとつではゆるせぬ。――」迷いのうちにも、主殿は、あわてて遮って「……ともあれ、この兄の屋敷へつれ戻る。そして、……赤坂の忠右衛門殿。そのほか一族の御意見をきかねばならぬ。……わしが、このような僧形となり、叔父兵九郎様の御遺骨を、高野へ納めにまいると称して、公儀をいつわって苦しいお暇をいただいた上、毎日江戸中を歩いていたのも、何のためと思うぞ。