일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

かれの素質は反省にかえる一面をもっていた。幽居の日を、読書に没し、禅に参入し、若いいのちを、自らたたき醒ますにつれ、ひとりとめどなく涙した。

――が、横死した五郎左衛門忠英の一子亀次郎には、そんな機会がなかった。かれら骨肉は重追放となり、召使の田舎を頼るやら、遠国のうすい縁者をあてになどして散らかったが、亀次郎はすぐ江戸へ舞いもどった。もちろん、容貌をすっかり変えて。

かれのあばたは、灸や薬で、自ら焼いてこしらえた作りあばたなのである。

「市十郎さま。お薄茶など一ぷくおたていたしましょうか」

家つきのお縫は、きりょうこそ美くはないが、明るくて純な、そして教養もよく身についている処女だった。

ふたりは、ふたりが許嫁であることを、もうもちろん知っている。お縫は二十歳。市十郎はすでに二十六歳。

「茶ですか。さあ、よしましょう」

市十郎は、読書からちょっと眼をはなしたが、体は机から向きを変えず、お縫には、すぐ去って欲しいような顔に見えた。

が、彼女は、市十郎が十歳のときから、共にひとつ家に暮らしているので、恋人同士のあいだに触れあうような、細かい神経の奏では、その性格からも感じなかった。